「おっ……温泉!? 旅館!?!? 露天風呂~~!!!???」

 その言葉を聞くなり、真っ先に反応したのは、凛々の明星<ブレイヴ・ヴェスペリア>臨時会計のだった。
 こんなにテンションの上がったを見るのは初めてかもしれないとギルドの全員が思った次の瞬間、

「三十万!?!?」

 金額を聞いてがくりと膝をついた彼女は、口から魂でも飛んでいきそうな様子だ。
 こんなにテンションの下がったを見るのは初めてだと、これまた全員が思った。

 まさに、天国から地獄。
 露天風呂が何か分からないが、とにかく可哀想だった。

「そんなにやりたいなら、たまには贅沢すりゃいいんじゃねーか? な、ボス?」
「う…うん、そうだね。普段が節約してくれてるお陰で、少し余裕もあるし。それに、がそんなになる"ロテンブロ"っていうの、僕も興味あるし……」
「……ボス……!」

 キラキラと、感謝にあふれる瞳で歓喜したは、後にこの日を振り返ってこう言ったという。

 ――あれが温泉沼の入口だった……と。

49.termale - 温泉 -

 ――ユウマンジュ。
 ギルド湯源郷が営む温泉宿。

 世界に厄災が解き放たれて、聖核<アバティア>から精霊が生まれると分かり……他の始祖の隷長<エンテレケイア>も精霊となって厄災たる星蝕みに対抗できないかと世界を回る凛々の明星<ブレイヴヴェスペリア>一行がそこを見つけたのは偶然だった。

 アレク――アレクセイの死や、レイヴンとのこと、自分の存在、イエガーの蘇生など、中々にハードなことが立て続けに起こって、自分の中でも一旦ゆっくりして整理したいなどとが思っていた矢先。

 森の中に突如出現した和風の建物の大きな玄関を潜れば、入ってすぐの受付で"露店風呂"が自慢の"温泉宿"と言われて、飛びついてしまったのは現代日本人として不可抗力だと言いたい。

 全員で三十万ガルドというボッタクリ価格には絶望したが、今までの節約の甲斐あって手元には即金があったし、ギルドの全員が何やら同情的な目で賛成してくれた為、無事に露天風呂に入ることが出来た。

 しかし……である。

 男湯女湯の垣根が途中で切れていて、覗こうと思えば覗き放題なことに気づいて初日はゆっくり出来ず、二回目に訪れてそれを指摘すれば謝罪を受けるかと思いきや、今度は貸し切りサービスの提案で更に法外な価格を告げられた。

「ろく……じゅうまん…………っ!?!?!?」

 思わずはその場で卒倒してしまった程である。
 その額は全員の必要装備を最新のものに新調し直せるくらいの額だ。
 それを一泊で消費する。
 そんな馬鹿な、あり得ないと思っていたというのに、が気を失っている間に、何と仲間たちは有り金はたいて承諾してしまっていた。

 しかも――

「ギ…ギガント……!!!」
「…………確かに麗しい光景だよね」

 男女交代しての入浴時間中のこと――スキンケア用品が切れていたことを忘れてが受付に戻ったら、順番待ちしていた筈の男性陣の中からレイヴンとカロルがいないことに気づき、まさかと思いつつ露天風呂の裏に回ってみたら、そこには興奮した面持ちで女湯を覗く中年男とそれを止める少年が居た。

「ひっっ……!! ちょっ……レイっ……!」

 一足先にこちらに気付いたカロルは真っ青になってレイヴンを呼ぼうとしたが、その口を後ろから覆って黙らせる。
 一方、もう一人のレイヴンは、相槌の言葉まで投げたの気配にすら気付かず、女湯の光景に釘付けで、目の前では『ギガント』と称賛したジュディスが一糸纏わぬ姿で豊満な裸体を晒してお湯に入ったところだった。

「うんうん、ギガントモンスター級に破壊力もバツグンだね」
「いや、ほんと……俺様もう幸せすぎてどうにかなっちゃいそう……」
「へぇ……そっか。――じゃあ、もう思い残すことも無いよね?」
「……へ?」

 どす黒い感情が膨らむに任せて、首元の魔導器を取り去り、即座に詠唱を組み立てる。
 ようやくレイヴンが異変に気付いて振り向いたところに、本気の特大ファイヤーボールをお見舞いし、黒焦げで瀕死になった彼を簀巻きにして玄関先に転がしておいた。

 覗きに最初から気付いていたメンバーやその事態で気づいた者、全く気付かない者とバラバラだったが、は素知らぬ顔で後から一人でゆっくりまったり入浴し、誰にも文句を言わせなかったのだった。




 そんな顛末があった後の次のユウマンジュ訪問。
 今度こそ温泉で癒されたい!心の底からゆっくりしたい!
 の溜まりに溜まったフラストレーションは限界だった。
 例え法外な値段であろうとも……そう覚悟して訪れたというのに。

「……バイトですって?」
「はい! お礼に永久無料サービス券差し上げちゃいま……」
「乗ったぁぁぁぁ!!!」

 かなり食い気味に即断したのは、一日のバイトであの高額ボッタクリ料金が永年無料になると聞いたからで……うまい話には裏があると冷静になった後からでも詳細な交渉に応じてくれ、契約書まで交わしてくれたギルド桃源郷のメンバーとは後に飲み友達にまでなったほどだ。

 そんなわけで、労働に対する正当な報酬として高級温泉を堪能できる――そんな巡りあわせに感謝しつつ、貴族の団体客を迎える為の一日温泉宿アルバイトがスタートした。

「お、も売り子か? 中々様になってるじゃねーか」
「浴衣いいよね。どう? 可愛い?」
「ああ。カワイイカワイイ」
「うわー、棒読み。ひどくない?」

 バイトをし始めてしばらく経った頃、みんなの見回り役をしているというユーリがの所にもやってきた。
 凛々の明星総出での仕事だったが担当場所もバラバラで、用意されていた従業員衣装も役割に応じて違っている。

 ユーリは制服の一つであるタンクトップにタオルバンダナという恰好だったが、はこれも制服らしいやけに丈の短い浴衣が用意されていた。
 浴衣は着崩れてきたら見栄えが悪いし、何よりこんなに露出が多いままで動き回れるわけがない。
 帯で調節してなるべく長くし、その下にレギンスのようなものを履いて動きやすさ重視にアレンジしていた。
 同じ衣装を用意されていたジュディスなどは更にきわどい丈で下は素足だというのだから、若さとプロポーションの差にはため息しかできない。

「素直じゃない男はもてないわよ、ユーリ青年! ちゃん、俺様は素直だから! ちゃんは何着ても可愛いから!」
「レイヴンには聞いてないよ」

 ユーリと話している所に見え見えのお世辞を言ってきたレイヴンは、が冷たく切り捨てると、がっくりと大げさに肩を落とした。

 先日の覗きの一件からほぼ一週間ほど、はレイヴンに冷たい態度を取っていた。
 大人げないとは思うが、女湯を覗くなどどう考えてもレイヴンが悪いし、ジュディスに見とれていたのを思い出すと胸がムカムカしてくる。

 例えば、あの時が忘れ物せずに、何も知らずに皆と入っていたとして、それでも変わらず彼はジュディスだけに釘付けだっただろう。
 それを考えると、嫉妬というかどす黒い気持ちが消えてくれないのだ。

「……そろそろ許してやっちゃどうだ? ああ見えて、めちゃめちゃへこんでるぞ、おっさん」

「……とてもそうは見えないけど?」

 ひそひそと小声で告げてきたユーリに、は少し絆されそうになりつつも、少し前の会話を思い出した。



 ユーリはに声をかける前、位置的に近かったレイヴンに話しかけていた。

「ようおっさん、真面目に働いてるか?」
「ユーリ君、おっさんと役目変わろう。玄関の掃除とかするよ~」

 レイヴンの担当は受付。
 上はタンクトップ、腰から下は浴衣を巻いただけのような格好で首からタオルを掛けている。
 それが支給された衣装なのかわざとしているのかは分からないが、だらしなく見えることは間違いない。

 受付の横で売り子をしていると、その向かいで土産物屋の売り子をしているジュディスは互いのことが見える場所なので、密かにレイヴンの見張りも兼ねていた。

 ユーリにため息と共にまた覗きに行きたいだけだろうと言われ、ぎくりとしていたのも見逃していない。



「……あのレイヴンが、反省してると思う?」
「あー……そりゃぁ……流石にしてるんじゃないか?」

 半眼で聞けば、ユーリは明後日を向きながら、多分。などと付け足していたが、レイヴンがの大人げない態度に落ち込んでいるのは事実だとしても、反省していないのは明らかだった。


 そうこうしている間にも客はやってくるので、は仕事に切り替えて営業スマイルで対応する。

「いらっしゃいませ~! ユウマンジュ名物、温泉卵はいかがですか?」
「オンセンタマゴ? 普通の卵とは違うの?」
「こちらは、温泉のお湯で作ったものです。熱すぎない温泉水で長めに茹でることで、黄身も白身もトロトロ半熟になるんですよ。それに、温泉の効能によっても出来栄えが違いますから、まさにここでしか食べられない限定の逸品ですよ!」
「あら、それじゃあ一ついただくわ。――まぁぁ!これはぷるぷるで美味しいですわ!」

 貴族女性が気に入ってくれ、後はその桜効果で飛ぶように売れていく。
 一先ず用意していた分が無くなりかけた頃に、他の見回りをしていたユーリも戻ってきた。

「お疲れさん。随分調子よかったみたいだな。その卵」
「温泉と言えば、やっぱり温泉卵だよね!」
「それも、ちゃんの地元の食べ物?」

 めげずに横から話しかけてくるレイヴンに内心ため息をついて、それでもわざわざ"地元"という表現にするなど気配りも感じられたので、そうだよ。と頷いた。
 それだけのことに笑顔を返されるものだから、一人で怒っていることが馬鹿らしくなってくる。

「私の"地元"では、温泉が湧いてる所が観光地になってることが多くて、こういう露天風呂が売りの温泉宿もたくさんあるし、それが集まって町になったようなところもあるの。そういう温泉観光地には温泉卵が名物ってところも多いから、ユウマンジュでも名物にできるんじゃないかと思って。ここのギルドの子にその話したら、是非売ってみてくれって」

「――ほっほーん、で? 取り分は?」

「売れるのが証明できれば、なんと今後も権利料2割! しかも私たちが泊まる時は部屋と食事グレードアップ!」

 ピースサインと一緒に意気揚々と自慢すれば、レイヴンは目を丸くして「さすがちゃん」と吹き出した。

 さっきまで怒った態度を取っていたのに、いきなりいつも通りに戻しすぎたとは思ったが、笑うレイヴンの顔を見ているだけで嬉しくなってしまうのだから、我ながら重症である。

、お前……」

 ユーリに見られていることにも我に返って、手元に二個残った温泉卵を二人に押し付けた。

「二人も味見してみて! 他にも開発したいから、後で感想教えてねー!」

 言うだけ言って、次の仕込みだと言い訳しながら調理場に駆けこんだ。
 赤くなっているだろう頬を誤魔化す為に、次の工程をぶつぶつ呟きながら。






 その日の夕方――
 今日はユウマンジュに泊まり予定になっている凛々の明星は客足が途切れる夕暮れまで仕事をすることになっている。
 仕入れていた卵を全て温泉卵にして売り切ったは、ギルド桃源郷の面々に感謝されながら一足先に労働から解放されていた。
 まだ仕事をしている仲間たちには罪悪感もあったが、今の内にと仕事終わりの一風呂を浴びて、冷たいエール瓶を抱えて外のテラスで寛ぐ。

 程よい疲れの中、風が火照りと酔いを撫でていくようで心地よい。
 こんなに気持ちの良い野外だと言うのに、飲みかけの瓶を掲げると禍々しい星蝕みが空を占拠していて、ため息が漏れた。

 明日には、仲間たちと共にフェローに会いに行くことになっていた。
 はあの砂漠の夜以来の邂逅だ。

 ベリウスが転生した精霊ウンディーネともまだ話が出来ていないし、果たして精霊という存在がが想像するような対話が可能なのかというのも疑問だった。



「――なーにこんなところでサボってんの、ちゃん」

 突然かけられた声に驚いて振り向けば、いつの間にかレイヴンが立っていた。

「げ……レイヴン」
「ちょっとちゃん!? げって何! いくらおっさんでも傷つくわよ!」
「違っ……ごめんね、今のは私が悪かったよね。……ほら、一人で先に始めてたから後ろめたくて」

 思わず言い訳して、手元のエール瓶の一つを賄賂代わりに手渡せば、彼は目を輝かせて受け取った。

 隣に座って早速飲み始めたレイヴンに、今更ながらに質問する。

「私はちゃんとお仕事終わらせてここにいるけど、レイヴンこそまさかサボリじゃ……」
「およ、失礼ね。俺様だってちゃーんと終わらせたわよ。ていうか、全員仕事上がってそろそろ夕飯だって言うから、ちゃんを呼びに来たって訳」

 それじゃ急いで戻らないと――そう言っては腰を上げたが、歩き出したところをレイヴンに引き留められた。

「心配事は精霊のこと?」

 背中から言われたその一言に目を瞠ったは、ややして観念するようにため息をついて向き直った。

「気にならないって言ったら嘘になるかな。前にフェローにも、私は始祖の隷長<エンテレケイア>と似たような存在だって言われたし……」

 その始祖の隷長から聖核<アパティア>

を経てとは言え、精霊という全く新しい生命体に転生するのを目の当たりにしたのだ。
しかも、現状唯一考えられる星蝕みへの最も有効な手段となりそうというオマケつきだ。

「……ウンディーネとは話せてない?」
「…うん。明日もまたフェローとまともに話せないんじゃないかとか心配になっちゃって……」

あそこまで知性ある存在に失礼だが、大きな鳥型というだけで体が拒否するのだから自分でも始末に負えない。
レイヴンはふっと息を吐いて、 の頭にぽんと手を乗せた。

「分かってると思うけど、俺が傍にいるから」
「…………うん」

頼って良いと言ってくれたダングレストの夜のことが思い出されて、胸が熱くなった。
先ほどまであんなに不安に思っていたというのに、たった一言で跡形もなく消えている。

我ながら随分簡単だとは思うが、自分の気持ちを自覚した今となっては納得してしまう。
今も近くなった距離にさえどうして良いか分からなくて、その場から動けないのだから。

「レ…レイヴン?」

 何故か相手も動いてくれず、困惑した が呼びかけると、彼も僅かにぴくりと反応し溜息をついた。

「……大体 ちゃん、今回のこの宿との交渉だって裏で落としどころ見つけて決着させてたでしょ」

頭の後ろで手を組んだレイヴンは、いつもの挙動不審な動きでふらふらと離れながら言った。
唐突な話題に、 は首を傾げつつも隠すことでもないので頷く。

他のメンバーには言ってないが、流石に一日バイトしただけで永年無料は利害関係的に破格すぎるので、 はユウマンジュの特産品になるようなものの考案と販売実験を提案した。
それが昼間にレイヴンとユーリに話した契約で、売れるものが出来たら常時販売し、売り上げに応じてキックバックまで貰えるというものだ。
その手始めに今日は温泉卵を販売していたのである。

「結構好評だったし、これからも別の特産品を売り込んで一山当てれば、凛々の明星にも貢献できると思うよ」

「そうそう、それ。 ちゃんはあの幸福の市場 <ギルドドマルシェ>の社長とも対等に渡り合える性分なんだから――だから、始祖の隷長との話だってきっと大丈夫」

 確信に満ちた笑みを向けられて、は言葉に詰まった。
 赤くなっているであろう顔を見られたくなくて、レイヴンの後ろに回ってその背を押しながら言う。

「それはどーも。ほら、夕食なんでしょ。早くしないとなくなっちゃうよ」
「……あららーん? ちゃんったら照れてる?」

 可愛いんだから。と少年少女組に言われるのと同じ調子で言われて、カチンと頭にきた。

「性分って言うけど、レイヴンこそどうなの。イイ年して女湯覗かずにいられないなんて、それこそ年頃の男の子でもあるまいし」

「うっっっ……それはほんの出来心で……」

 覗きの現行犯できっちり制裁は加えたものの、再犯の可能性も大いにあるのだから釘は刺しておかなければ。

「今日も行こうとしてたんじゃないの? 受付の仕事だったから行けなかっただけで」
「そっ…そんなことはないよ。うん、おっさん、ちゃんと反省してるから!」

 目が泳いでいる時点で不審なことこの上ないが、彼の場合は普段から芝居がかっているので判断が難しい。
 肩を並べて宿の食事処へ向かいながら、ため息をついて横目で睨んだ。

「とにかく、折角永年無料券貰ったんだから、今後は絶対にのぞきなんてしないでね。こんなに苦労してるのに、露天風呂に入れなくなっちゃうなんて悲しすぎるよ」

 覗き自体許せないが、それに加えてジュディスの隣で裸を見られるなんて、どんな拷問なんだと思う。――しかも、好きな人に。

 いつもレイヴンがするような芝居がかった調子でよよよと泣き真似をして見せれば、彼は慌てたようにバタバタと手を振って言った。  

「いや、ほんと。ちゃんだけは俺様絶対覗かないから」

 やけに確信めいた口調で当たり前のように言い切るので、は反射的に何故と聞いた。
 するとレイヴンの方が意外な質問をされたように目を瞠り、開いた口が逡巡するようにしばらく固まって、やがてはぐらかすような返答を返した。

「そりゃ…………ちゃんだから…?」

 は思わず目を瞠って、まじまじと相手を見返した。
 疑問に疑問で返したレイヴンは、一体どういう意味だと聞こうとしたこちらを置き去りにして、「さーて、ご飯ご飯ー」などと歌うように口ずさみながらスピードを速めて行ってしまう。

「ちょ……ちょっと待ってよ、レイヴン!」

 は慌てて追いかけながら、ため息をついた。

 意味も分からず逃げられてしまったが、どうせあのファイヤーボールの折檻がトラウマでだけは怒らせてはならないなどと怖がられているのだろう。

 ――「きっと大丈夫」

 不意に、先ほど貰った言葉を思い出し、温かくなった胸元を握りしめた。

 子ども扱いでも、怖がられていても、それでも探しに来てくれたのは事実で、またしても彼の言葉に元気づけられてしまった。
 
「……うん、大丈夫」

 気持ちを自覚してからというもの、自分の単純さには我ながら驚くものがあるが、不安や迷いといったさっきまで抱えていた負の感情が消えたのは、間違いなくレイヴンのお陰だ。

 軽くなった胸にもう一度冷たい外気を吸い込んで、よし、と一息ついて、折角の温泉宿の夜を楽しもうと心に決める。

 その後は、大切な仲間たちと一緒に料理と酒に舌鼓を打ち、また露天風呂に入り……束の間の休息であるユウマンジュでの夜は心穏やかに更けて行ったのだった。





250303
ユウマンジュイベントは外せない。

CLAP